新機種用の製造ラインで使用する部品運搬トレイ2種を試作
基本情報
地域:近畿地方
業種:その他
成形品:部品運搬用トレイ
素材:樹脂
取数:非公開
サイズ:150×200×15
近畿地方の工場の新しい製造ラインの試運転用トレイ2種を製作した事例です。
新しい製造ラインで使う部品運搬用のトレイを試作したい
今回は近畿地方の大手電子部品メーカー様からのご依頼で、製造ラインで使用する部品運搬用のトレイを試作しました。
メーカー様では、新しい製造ラインを作られている最中で、設備の完成までに、部品運搬用のトレイを試作して、完成後すぐに試運転を行いたいとのことでした。
早くできれば工事中にも試して、適宜トレイの修正を行ないたいので早めの納品をしてほしいとご要望がありました。
中に入れる部品がそれぞれ違う、PP製のトレイを2種類試作することになりました。
製造ラインの機械とトレイの図面をもとに2種類の試作型を製作
メーカー様から支給された製造ラインの機械と、トレイの図面をもとに、設計図を作成し、樹脂加工機を使って試作用の樹脂型とプラグを製作しました。
試作段階では、量産に使うアルミよりも低コストの樹脂を使用します。
その後成形メーカー様で、中に入れる部品の形が違う、PP製の2種類のトレイを製作しました。
弊社スタッフ立ち会いのもと問題なく試運転できたのでトレイの量産化へ
メーカー様へ納品後、弊社スタッフ立ち会いのもと、製造ライン上で、きちんと部品がトレイに収納できるかどうかを確認するため、試運転を行ないました。
トレイへの部品の出し入れやトレイの運搬に関して特に問題が見られなかったので、このまま量産化を進めることになりました。
試作には樹脂型を使用しましたが、量産にあたり同じ設計図でアルミ型を生産しました。
試作に使用する、安価な種類の樹脂は耐久性がないため、量産には向きません。量産には丈夫で耐久性のあるアルミの型を使用します。
新しい製造ライン設備の試運転用のトレイを1週間で製作
今回は、電子部品メーカー様の新しい製造ラインの試運転用トレイを、樹脂型を使って試作し、1週間で納品することができました。
製造ラインで使用するトレイは、いくら図面上では問題なく使用できる形状に設計されていても、実際のライン上では、思わぬ不具合が起きる可能性があります。
弊社ではまず、支給された図面通りで誤差の少ない成形品を作ることができる金型の製作を行ない、さらに、実際に使用で不具合が起きた時の修正も行ないます。
今回のように、新しい設備や新しく導入するトレイの場合は、修正を行なう可能性が高くなります。
いきなり量産用のアルミ型を製作するのではなく、安く作れる樹脂型での試作を行ない、問題がなければ、アルミで型を作り直して量産に進める事がおすすめです。
製造ラインの試運転用トレイを製作するなら水谷製作所へ